せっかくなのでタイトルも勢い良く
['06 クリスマス企画 Part1 〜]
みたいにしてPart8まで一気に突っ走ろうかと思ったけれどもそれはちょっとはしゃぎすぎだということでここは普通に行くことにした。
てか誤解を招く恐れがあるのであえてはっきり言っとくけど、こういうサイトだからこういうイベントじみた企画を無理からに施行してるだけで、おれ自身はあくまでもアンチクリスマスだ。
その点は御理解願いたい。
とは言えもうこんな年齢なので家族団欒で過ごすクリスマスも一人ぼっちのクリスマスも彼女と二人っきりで過ごすクリスマスも、みんな経験済みであるわけです。
それら物理的に考え得るすべてのシチュエーションを実体験したその上で、一人っきりで過ごすのが一番いいって思ってるわけです。
だから書いてる内容ほどは自虐的にはなれないし、本音言うと家族で過ごす人も恋人とラヴラヴで過ごす人ももちろん一人っきりで過ごす人もみんながハッピーな夜になればいいと思ってるよ。
じゃあ何が気にいらんのよって話ですわな。
気にいらんのはたったの一点。
「どこもかしこも家族連れ&カップルで混雑する」
これだけ。
これだけだが、これはガチ。
まぁ、ラブホはいい。
これはさすがにお前らのための施設だし、少なくとも当日の夜にはおれは使わない。
これに、あとカラオケとボウリングとゲーセンと飲食店全般もくれてやる。
だからせめて場末のちっちゃい居酒屋とその駐車場くらいはおれにくれ。
いつもガラガラなたいしてうまくもない居酒屋に、クリスマスとか関係なしにただ純粋に酒飲みたいからってことで行ってみるとおもっきり満席満車。
こういう状況を発生させるのは完全に「クリスマスの害悪」だと言っていい。
知ってるか。
両隣をカップルで挟まれた状態でカウンター席で一人で飲むビールの味と、おれの方が先に「もずく一つください」って注文したのに後からもずく注文した左横のカップルの方に先にもずくが運ばれてくるという悲哀さ加減ぅわあ!なんだかムカついてきたよ!
2006/12/19(火)
[ニワトリたちの世界]
「今年もそろそろクリスマスだなぁ」
「やめろよ!そんな話!暗くなるだろ!」
「ごめん・・・」
「ったく・・・」
「・・・」
「・・・」
「あ、そう言えば」
「ん、なんだ?」
「今日ばあちゃんの1周忌だ」
「え?お前のおばあちゃん亡くなってたのか?」
「うん、去年ローストチキn」
「やめろよ!!!」
2006/12/20(水)
[接客業の風物詩]
ピザ屋とかマクドとかファミレスなんかはまぁまぁわからんでもないが、ガソリンスタンドの店員にまでサンタのコスプレ衣装を着用させるというのは果たしてどうだろうか。
「いらっしゃいませー!こちらどうぞー!ぁいオーライ!ぁいオーライ!はいOKでーす!レギュラーですかー?はぃレギュラー満タン入りまーす!ありがとございまーす!今日は洗車の方はよろしいですか?」
という一連の掛け声をサンタの衣装でやられても何も感じるところがないのだが、このやけに饒舌なサンタがスタンドの経営面に何らかのプラス効果をもたらしているのだとすればそれは恐らく
「子供たちへのプレゼント代を稼ぐためにこんなところでアルバイトを・・・」
とかいうよくわからない生類憐みの感情に基づいてついつい換える気もないオイルエレメントを交換してしまうという自意識の足りないドライバーの存在によるものが大きいのではないかと思う。
と、このように否定的スタンツではあるものの、このコスプレガソリンスタンド、略してコスタンドのおかげでとても大事なことを一つ知ることができた。
ガソリンとクリスマスを結びつけるのは無理だ。
2006/12/21(木)
[Recall the 13th of last month 2]
レベル50に手が届こうかといういよいよ完全クリアすら見えてきたおれからすれば、一人クリスマスごときでウダウダ言ってるヤツなどスライムだ。
いやスライムはちょっと言いすぎた。
ドラキーでいい。
そんなドラキーたちにちょっとした朗報があります。
[Lv7 一人クリスマス]を除くすべの行為を「クリスマスイブの夜に」行うことによってそれぞれプラス20レベルされる
これ。
このいかにも「今思いつきましたよ」的衝撃の新ルール!
これだよ!
今これが熱いんだよ!
つまりだね、わずかレベル1でしかない一人図書館も、イブの夜に行うとレベル21に到達できるのだ!
高レベルを目指す人はこの裏技を使わない手はないぞ!
そしてもちろん、イブの夜に一人っきりでラブホかUSJかディズニーランドに行くとなんと前人未到のレベル100オーバー!
どうだ!
びびったろう!
おれ以外に誰一人盛り上がっていないこの!
この、なんだ!
この疎外感!
・・・冷静になろう。
そしてはめ込む位置を考えよう。
「クリスマスイブの夜に一人でホームページを更新する」
これが一体どのくらいのレベルなのかを。
「クリスマスイブの夜に」ってのがすでにくっついてるので、レベル20以上は確定なわけだ。
てことはそっからプラスどんだけ行ってるかってことだ。
とは言えまぁインターネットだからね。
一人でボウリングするヤツ(マニア)はけっこういるけど、さすがに一人で旅行するよりは寂しくないだろうから、これはせいぜいレベル22程度だと思う。
てことは「クリスマスイブの夜に」という前提を取っ払えば、これはただのレベル2でしかないのだ。
つまり一人で豚丼食いに行くのと同程度ってことだ。
なんだこりゃ。
全然たいしたことないじゃないか。
この企画のおかげで今年はよっぽどのことがない限り25日までの連続更新を強いられる自分への激励とそれを見てるヤツに「プ!」って思われないための予防線を張るのにこんなに一生懸命になれる31歳ってなかなかいないよ。
2006/12/22(金)
[P-1グランプリ2006]

どもー、キリストでーす

どもー、ユダでーす

二人合わせてー

ダビンチコードでーす

よろしくお願いしまーす
パチパチパチ

いやーしかしあれやねー

ん?何や何や?

もうすぐ例の日やねー

おお!そうそう!もうすぐおれの誕生日!

ちゃうがな!バシ!

ちゃうくあらへんがな!クリスマス=おれの誕生日でガチやがな!

辞めさしてもらうわ!


ども!ありがとうございましたー!
2006/12/23(土)
[続・お察しいたします陛下]
こういう内容のテキストは短絡的な読み手にかかるとすぐに「右翼思想」だとか捉えられるのであんまり書かない方がいいのはわかってんだけども、なんてか、おれらが住まうこの日本という国の象徴たる自分の誕生日なんかそっちのけで、翌々日に控える中東近辺で2000年以上もの大昔に活躍していた日本とはまったく無関係なヒゲオヤジの誕生日であるクリスマスの方をより盛大なイベント行事として位置づける国民に対して
「お前らいい加減にしろよ、今日カレンダー赤いのは誰のおかげやと思ってんねんボケコラ」
って思ってるヤツが皇居にいる。
2006/12/24(日)
[Go to the past, better than Back to the future]
クリスマスに合わせるかのように外壁をツリー状に見立てて電飾してる家があるが、あれ、クリスマスが済んだ後で取り外す時ってどんな気持ちなんだろうといつも思う。
そんなおれには小さい頃から遠足や旅行、はたまたコンパにデートなど楽しみな予定があっても、それが実際とり行われる前の段階ですでに「済んだ後」の寒々しさとかを考えてしまっていまいちその当日にテンションのピークを持っていけない性質がある。
つまりだ、おれにとってこのぺぺページで触れる2006年クリスマスってのはもう終わりなのだ。
なんでもそうだけど、その瞬間よりもその前の段階の方がいろいろ考えられて楽しい。
当日になって突きつけられてしまえば、それはもう現実であり、そしてその数秒後には過去になる。
人間は己の未来に関してはちょっとした選択権があるけれども、過去に関しては振り向いて眺めることしかできなくて、しかも時間が経つにつれてその姿はどんどんちっちゃくなってって見にくくなってくもんだ。
いや、だからこそ情緒的でいいのかもしれないけど、問題は、たぶんほとんどの人が「見にくくなる」できごとよりも「完全に見えなくなってしまう」できごとの方が多いんじゃないかってこと。
その時その時にどれだけ幸せでも、逆にそうじゃなくても、どっちにしても「人は悲しいくらい忘れてゆく生き物」なので仕方ないことなのかもしれないけれども、これではあまりに悲しい。
はい!そこで登場!
ベタ打ちテキストサイト!
これ!
これはすごいですよーなんたってリアルタイムをリアルタイムでセーブしてるのと同じ効果!
クリスマスなんてはい!ワンタッチ!
誰とどこで何をして過ごしてたか一瞬で全部思い出せます!
早い!
使い方はいたって簡単!
キーボードを打つだけ!
これ!
しかもこれだけじゃない!
今ならなんと!
はいレンタルサーバー
はいレンタル日記帳
まだありますはいレンタル掲示板
メールフォーム
チャット
デカい広告
ウザい書き込み
これぜ〜んぶ付いて!お値段なんと驚きの!
0円!!
これは!!!安い!!!!
2006/12/25(月)
[I wish you're merry Christmas, and a happy New Year]
クリスマスに焼肉食いにいくじゃんよ。
んだら、普段はバラとかハラミとかなのにクリスマスってことでロース頼むじゃんよやっぱ。
んで普通に「ロース2人前」って言ったら店員にメニュー指し示されるわけじゃんよ。
そこには当然
特上ロース(\3000)
上ロース(\1500)
ロース(\900)
の3品目が書かれてて、同じロースでもどのクオリティのにするか選ばないといけないわけじゃんよ。
そこで、せっかくのクリスマスだからここはやっぱ一番上行っとかな!って思う気持ちも有りーの、特上一人前で並ロース3人前食ってタバコ1箱分お釣りが来るってポイントを決して見逃せないエンゲラー思想も働きーので、そういうなんてか、悶々とした気分、カッコつけたい思いとシュールで現実的な思考とが互いにしのぎを削る瞬間こそまさに
三択ロース
来た!
このオチは来た!
「これでやっとクリスマス以外のことが書ける」という安堵感も若干作用してるとはいえこの爽快感は年に1回あるかないかのものだ!
てことで、この企画に最後までお付き合いいただいた皆さん方に心から
メリークリスマス!
\(^о^)/
2006/12/26(火)
[ソフトバンククオリティ]
「じゃあ試合の件は電話して、9時までに」
「うん、携帯かけるね。9時までに」
「キミちゃんにも電話するね」
「いいよ・・アタシに掛けるとお金かかるし・・・」
「あ、そっか。ソフトバンクじゃないんだ・・・」
「ごめん・・・」
「いいよ。アタシもソフトバンクじゃないし」
「アタシもソフトバンクじゃないし」
「アタシもソフトバンクじゃないし」
2006/12/27(水)
[生姜味ライス弁当(豚肉付き)]
ほか弁メニューの中でシャケ弁当が一番好きなわけだけども、これ、シャケ弁当だけだとちょっと量が少なくて満腹感が得られないわけ。
なのでってことでシャケスペシャル弁当にすると今度はおかずが多すぎてごはんが足りなくなっちまうわけ。
じゃあってことで最終的にシャケスペシャル弁当のごはん大盛りにすんだけども、まぁみんな知ってると思うけどほか弁におけるシャケ弁当ってのはだいたいどれもメシの上にシャケを乗っけてパッケージングする形式を採用してるわけ。
なのでな、メシを大盛りにするとな、持って帰ってフタを開けると毎回のようにシャケが弁当容器のフタと大量のメシに圧縮される形でぺっちゃんこになってるわけ。
これが気にくわないわけ。
おれはもっと立体的なシャケが食いたいんだ。
こんなメシの表面にタトゥー彫りしたようなシャケじゃ決して満たされないんだ。
心もお腹も。
あとすき焼き弁当ってあるだろ。
すき焼き弁当。
あれもどうかと思うぞ。
持って帰る途中でほぼ100%「たまご入れるゾーン」にすき焼きの汁が流入して一瞬どこにたまごを割り入れて良いものやら躊躇してしまうという点はまだ許せたとしても、あろうことか漬物ゾーンにまですき焼き汁が流れ込んでいるケースが非常に多く見られる。
いくらすき焼き弁当だからって漬物まですき焼きテイストにしてくれなくてもいいんだ。
人間のみならず他のいろんなもんにもやっぱりそれぞれプライバシーってもんがあるんだから、簡単に他の部屋に立ち入ることができる弁当容器なんか使ってたらダメだと思う。
ただどういうわけかカレー専用容器だけはきっちり各部屋の仕切りシステムがガチガチに機能していて、カレー弁当なんか買った後でブンブン振り回しながら帰ってもカレーとメシは決して混ざってないという点も見逃せない。
カレーは混ざってもいいだろがよ!
逆だろ普通!
いい加減にしろよくそったれ!
たまには違うの食ってみよっかなぁっていうほんの軽い気持ちで豚生姜焼き弁当を選んだおれがぜんぶ悪いのかちくしょう!
2006/12/28(木)
[スーパーハカーを越えし者]
もはやぺぺページマスターP@管の代名詞ともなった年に一度(稀に複数回)の「大怪我」もしくは「大病」について、今年も例外なく5月に事故ってるってことでしっかり継続されている点がやや怖い。
流れ的に来年も何らかの怪我もしくは病気に悩まされるんじゃないだろうかという不安が尽きない年の瀬のこの頃。
さらに不思議なことにこの現象はぺぺページを始めてから発生し始めたもので、インターネットに浸かる前までは怪我らしい怪我も病気らしい病気もほとんどないままに普通に健康に1年を過ごせてたように思う。
なんてか、天罰ってのはしっかりくだるんだよ。
みんなも気をつけるといいよ。
顔も名前も素性も割れないインターネットだからって舐めてかかって好き放題やってたらそのうち痛い目に合うぞ。
神様ってのは実に大胆で侮れない存在だ。
「IP抜くぞ!」とか「お前の家まで行ってやる!」とかいう脅し文句なんて一切使わずいきなり実力行使に踏み切ってきやがる。
2006/12/29(金)
[恋はやがて愛となる、そして愛は膨らんでゆくもの]
結局のところこの2006年は丸々1年間完全に一人身だったんだけども、こういう状況において普段必ず自分の中で高まってくるはずの毒素の強いパワーが一向に沸いてこない件。
「いる」方が「いない」方よりも優れた状態であるということはわかってるのにそれでもまったくと言っていいほど寂しさを感じることがなかった。
ただまぁ年末なので今は若干「あーあ」みたいに思うところはあるけど、これも年が明けたら早々に消えてなくなりそうなくらいちっこい虚無感でしかなさそうなのが自分の中の、なんだろ、「揺れ方」ってのかな、それでなんとなくわかる。
これね、もうちょっと若けりゃ「強くなった」って言っていいと思う。
でもこんなトシなので「何らかのスイッチが入ってしまった」というオチで済ますしかないし、またそれで何事もなかったかのように丸くおさまってしまうというこの点がちょっと癪だし寂しいのでね、来年はもうちょっとこう、ラブロマンス風なテイストもどんどん織り交ぜて行こかなと思っている。
見てろよ、おれが証明してやるよ。
空気を抜くと折りたたんで押入れに収納できる女とでも愛は育めるんだってことを。
2006/12/30(土)
[ソースカツ丼]
自分の中でも「今年は年間通してキレてたなぁ」という実感やら満足感やらを禁じ得ないくらい充実したテキストサイトライフを楽しめたこの2006年を締めくくるコラムの題材がシャケ弁当ってのもどうかと思ったので、疲れてて眠いのに大量の酒をかっ喰らってさらに疲労と眠気に磨きがかかった状態でなんとか形式的ラスト更新を目論んでいる健気なP@管ですこんばんわ。
寒い日が続きますが皆さんお元気ですかってタイピングしながら心はすでに「オチ」に向いているというおれは例によって皆さんの体調の心配などまったくいたしておりませんので元気な人は勝手にピンピンして病気の人は勝手にゲホゲホやっててください。
・・て書いてさ、普段なら「これではあまりにも冷たいな・・・書き直すか・・・」っていう意識が正常に機能するのが平常日。
でも今は年末。
なのでそのまま突っ切りますが、あくまでもツンデレの一貫です。
いや本音と言えば本音なんだけど、なんてか、そこまでどうでもいい存在か?と聞かれると実はさすがにそこまでではないというこの誰にも理解し得ない複雑な感情の元に日々つらつら綴られてゆくコラムを支持してくださるという数少ない奇特な方々の中でさらにこのタイトルの意図を汲み取れる方のみ、来年またお会いしましょう。
今年も1年お付き合いいただいてありがとうございました。
良いお年を!
2006/12/31(日)
[年越しそば論]
CMでは軽快なノリで
「今年も、どん兵衛で年越し!」
とかやってるけどさ、実際、誰もいない部屋で一人っきりでテレビのカウントダウンとか見ながら年越しを迎える際にあの赤いどん兵衛すすってみろよ。
死にたくなるぞ。
いやうまいんだけどね。
うまいんだけど、それはちょっと違うんじゃないかって。
ちゃんとした丼に入ってるちゃんとしたそば食った方がいい。
どうしても無理ならどん兵衛でも仕方ないが、せめて丼だけでもちゃんとしたものを用意してそこに移し変えて食うべきだと思う。
あの発泡スチロール製の安っぽい器が己の人生の安っぽさと妙にシンクロするからダメなんだ。